case02 いかなる困難や課題にも、真摯に向き合い解決する。 名古屋市科学館様 / 特別展「南極へ行こう!!」●専用装置の設計・設置 ●品質向上 ●工数削減

科学館ならではの特殊な空間をカタチに。 科学館ならではの特殊な空間をカタチに。

名古屋市科学館で開催された特別展「南極へ行こう!!」は、日本の南極観測事業60周年を記念した展覧会です。南極とはどのようなところか、そこでどんな研究が行われているのか、観測隊員たちはどのように生活しているのか。文字や写真だけでは伝えることが難しい“極寒の環境”を、わかりやすく直感的に理解してもらうため、本案件では体験型の展示装置が重要視されました。マイナス50℃の寒さを体験するコーナーを設けたほか、屋外展示では実際に南極で使用されていた雪上車を展示。運転席が高い為、小さなお子様から大人までストレスなく見学できるよう、専用のステージを設置したことにより、多くの来場者に楽しんでいただくことができました。

実際に南極観測隊で使用されていた大型雪上車。乗り込み口の高さや幅に合わせて最適なステージを設計した。

空間としてのクオリティに加えお客様の負担削減も追求。 空間としてのクオリティに加えお客様の負担削減も追求。

当社では、企画段階におけるヒアリングを密に行うことでより多くの情報を引き出し、お客様のご要望に忠実なカタチを具現化していきます。本案件においても、その場で思いついたイメージをスケッチに起こしながら打ち合わせを進めました。そうすることでお客様が描くイメージに誤差なく近づけることができ、不要なデザイン修正の機会を抑え、お客様の手間も大幅に減らすことができました。また、デザイン・設計の部分でも、来場者の回遊性を高める会場レイアウトや、メインターゲットである子どもの目線からも見やすい展示を心がけるなど、お客様はもとより来場者の立場に立った空間づくりを実践。結果としてイベントの来場者は5.5万人を超え、好評のうちにその幕を閉じました。

展示のイメージや仕様を記したスケッチ。お客様の意見を汲み取りながら打ち合わせの場で具体化していく。